ポップの介護日記

愛犬ポップの介護生活をマイペースに記録していきます。

143日目

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ネットで他の方の介護日記を見ていると、だいたいが自分と同年代っぽいことが分かってきました。

小学生・中学生辺りで犬を飼い始めた人たちですね。

 

どんな飼い主だって、犬への愛情は同じだと思いますが、思春期に一番やんちゃで可愛いときを犬と過ごすと、また思い入れが変わるような気がします。

愛しいという感情はもちろんですが、一心同体という言葉の方がしっくりくる気がします。猫可愛がりというわけではない。他に可愛いと思う犬もいっぱいいる。でも飼い犬が少しでも苦しそうにしていると、もうその子で頭がいっぱいになってしまう。

親も老いてくる歳だから、頼れる人がいない。助けてくれる人がいても、何だか自分のことのように申し訳なくなる。疲れた顔を見せられるくらいなら1人でやる。限界がきて、文字に吐き出す。
仕事に慣れてくる年代だからブログを書く余裕があるというのもありますが、ブログや日記を残している方は、だいたいこんな感じなのではないでしょうか。
 
介護日記を書いている人たちの最後の記事は、当然ながらお別れの記事です。
書いている人たちの中に、「一番の罪は、忘れることだ」と言っている人がいました。出来ることがあったのにしなかったとか、そういうことじゃない。犬には「死」という概念がないから、目の前をただ精一杯生きているから、人間があれこれ悩んでいることは自己満足で罪にはならない。ただ、想い出があるのに、忘れて「無かったこと」にすることは冒涜だと、そういうことがないように日記を書いているのだと。
 
ポップは明日15歳になります。
今日はほとんどご飯を食べてくれていません。正直見ているだけで辛いです。
でも、幸い今の私には時間がありますし、ポップが頑張って生きていたことを証明するために、書き続けたいと思っています。