虹の橋
今後このブログをどうしようかと悩んでいます。
過去の記事を読むと息苦しくなったりするのでまだ読み返すことは出来ませんが、消すつもりはありません。上手い文章ではないけれど、大事な記録なので。
もう定期的に書くことはありませんが、ポップのことを話したくなったとき、思わぬ写真が出てきたときにちらっと戻ってくるかもしれません。
ポップがいなくなったら、ペットロスですぐに別の犬が飼いたくなるだろうと思いましたが、そんなことはありませんでした。無性に温もりが恋しいとき、抱きしめる存在がないのはとても辛いです。今でも無意識に、温もりを求めてポップがいつも寝ていた仏間に向かい、「あ、そう言えばいないんだった…」と勝手に落ち込むことがよくあります。それでも自ら進んでまた求めようとは思いません。まだポップがいなくなってから時間が経っていないというのもあると思いますが。
しかし、もう二度と飼いたくないというわけではありません。例えば「子犬がたくさん産まれたので引き取って欲しい」と言われたり、ポップと全く同じ組み合わせのミックス犬が引き取り先を募集していたら、手を伸ばすと思います。
生き物と一緒に暮らすということは、身を引き裂くような別れを覚悟するということです。だけど、一度あの温もりを知ってしまったら、心の底から湧きあがるような優しい気持ちを知ってしまったら、例え別れの辛さを知っていても、二度と味わいたくないとは言えないのです。
「虹の橋」という作者不詳の詩があります。
別れを悲しむ自分を、または誰かを慰めるために、誰かが作った詩なんだろうと思います。
でも、胎内記憶で虹の橋から降りてきたという赤ちゃんがいるなら、天国の手前にあるという「虹の橋」は本当にあるのだと、信じてもいいんじゃないかと思うのです。
私は出来た飼い主ではありませんでしたが、ポップは虹の橋で待っていてくれるでしょうか。何十年か後、私がそこへ向かったら、走って迎えに来てくれるのでしょうか。その名前の由来になったとおり、ぴょんぴょんと跳ねて喜んでくれるのでしょうか。
もしそんな日が本当にくるのなら、これからも強く生きることが出来そうです。